【 DISTANCE / ACCALMIE by Laurent Stephan Order Exhibition 】
6月8日(土)〜6月11日(火) at ROLLOT
6月14日(金)〜6月18日(火) at MATHEMATICS
DISTANCE
ACCALMIE by stephan laurent
Sat. 8 - Tue. 11 June 2024 at ROLLOT
Fri. 14 June - Tue. 18 June 2024 at MATHEMATICS
革の裁断から縫製まで、一貫して一人手作業で制作を 進めるブランドACCALMIE by Laurent Stephan。
今回発表するのは、自身の軸から離れて見つめた作品のプレゼンテーション「DISTANCE」。
エキゾチックレザーの美しさの伝え手として、バッグをメインに制作してきたLaurent Stephan が、「常」から離れ、あるいはルーツから離れ、時間的な距離を超えて見つけたものの行方。
これまでのバッグコレクションと共にご覧ください。
※新作アクセサリーの販売と、バッグコレクションの受注会イベントになります。
「新作のプレゼンテーションに取り組む際、私ははじめから、新しい モデルをコレクションの精神で発表するというアイデアから少し離れた作品をつくると決めていた。これまでに達成してきたすべてから一歩引いて、少し"距離”を置く必要があった」
久しぶりに訪れたパリの ケ・ブランリー美術館(プリミティブアート美術館)で感じ取った、儀式用のジュエリーの存在に感じた「DISTANCE CULTURELLE(文化的な距離 )」。
南仏ニースのビーチで 、小石を包み込むさざ波の音にハッと目覚め 、象徴的な石をいくつか持ち帰った 「 DISTANCE GÉOGRAPHIQUE(土地の距離)」。
そして偶然の重なりから、日本で最初につくったモデルをもう一度、時を超えてつくらねばと痛切に確信した「DISTANCE ÉMOTIONNELLE(エモーションの距離)」。
さまざまな場所で見つけた「DISTANCE」=距離が衝動となり、作者を突き動かします。距離への思索、距離との距離。
無数に散らばる自然の石からピックアップしてきたいくつかの形。それを櫢脂で象り、革で包む。
Laurent Stephan が込めたオリジナリティは「DISTANCE」を追い求め 、出 会った衝動により明白に描かれています 。
同時に展示されるACCALMIEの「最新のファーストモデル」。時を経て、今再び、自らのアイデンティティを確認するように、ファーストモデルをre-presentします。
今回はクロコダイルだけでなく、オーストリッチでも制作。時を重ね、同じかたちもまた、内面の変化を映し出します。
ACCALMIE
フランスの伝統的な馬具職人の技術と、デッドストックのリネン糸を用いた縫製に透けて見える美意識。ACCALMIEの制作に使われるのは、天然皮革と麻糸 、アカシア樹脂 、それに必要最低限の金具 のみ 。自然への敬意を払い 、できる限り余すことなく使用できるかたちと製法は、ブランドに通底するテーマです。
メゾン エルメスに8年間身を置き、クロコダイルやトカゲ類など高級皮革の裁断とバイイングを担っていたLaurent Stephanの目と手。トップクオリティのタンナーから皮革を選び、裁断し、フランスの馬具づくりの技法であ るセリエ縫製で、麻糸を用いてひと針ずつ手縫いし、アカシア樹脂でコバを磨き上げて仕上げます。
Laurent Stephan
パリで10 年間、ファッションフォトグラフィーの世界で、現像士、コンピュー ターグラフィックデザイナーとして多くの著名フォトグラファーと仕事したのち、馬具職人/革職人の技術を学び、メゾンエルメスに入社。高級皮革の裁断のアトリエでクロコダイルやトカゲ類の裁断を担当、のちにバイヤーのポ ストも兼任。同社に8年間、身を置いたのち、2015に退職し、自身のブランドACCALMIEを立ち上げる。現在は京都に暮らし、活動を重ねている。